WORKS No. 687 ぬくもりの行方

WORKS No. 687 ぬくもりの行方

WORKS NO. 687 ぬくもりの行方

文明が
どれほど遠く
進もうと
人はぬくもり
探して生きる

文明は進化を続けている。
高速通信、人工知能、仮想空間。
世界は便利になり、人はかつてない速度で繋がれるようになった。
けれど、その一方で、
孤独は静かに増えている。
どれだけ情報が溢れても、
どれだけ技術が発展しても、
人の心は「理解されたい」という願いを失わない。
画面越しの言葉では埋められないものがある。
効率では救えない夜がある。
誰かの声、手の温度、沈黙の安心感。
そうしたものを、人はずっと求め続けている。
文明は外側を豊かにできる。
だが、心の奥に灯る寂しさまでは、完全には消せない。
だから人は、
進化する世界の中でも、
不器用な優しさや、寄り添うぬくもりに救われながら生きていく。
未来がどれほど変わっても、
最後まで残るのは、
きっと「誰かを想う感情」なのだと思う。

WORKS No.687