WORKS NO. 560 新しい日々がはじまる
朝の光
昨日を越えて
差し込めば
心も身体も
また歩き出す
新しい日々は、ただ時間が進むことで始まるわけではない。
朝日が昇り、空が明るくなることは自然の現象に過ぎない。
しかし、人にとっての「新しい一日」は、それだけでは完成しない。
心が昨日を整理し、身体がもう一度動き出そうとする時、
はじめて本当の意味で新しい日が始まる。
人は毎日、目に見えない荷物を抱えている。
失敗、後悔、不安、迷い。
それらは夜の静けさの中で少しずつ沈み、
朝の光の中で再び向き合う準備が整えられていく。
身体もまた同じだ。
休み、回復し、また動き出す。
その繰り返しの中で、人は少しずつ前へ進んでいく。
人生とは、特別な瞬間だけで作られるものではない。
むしろ、こうした小さな「新しい朝」の積み重ねで形づくられる。
昨日の自分を少し越えること。
それができたなら、その一日は確かに新しい。
朝は、ただの時間の区切りではない。
心と身体、そして人生が、もう一度歩き出す合図なのである。
WORKS No.560

