WORKS No. 561 楽しさと正しさ

WORKS No. 561 楽しさと正しさ

WORKS NO. 561 楽しさと正しさ

楽しいと
思う瞬間
あるけれど
それが正義と
限るものかは

楽しいことは、決して悪いことではない。
人が笑い、心が軽くなり、日々に彩りを与える。
それは人生にとって大切な要素のひとつだ。
しかし人間関係の中では、その楽しさが本当に良いものなのかを、時に立ち止まって考える必要がある。
自分が楽しいと思うその瞬間の裏で、
誰かが我慢していないか。
誰かの時間や気持ちを犠牲にしていないか。
人はときに、目の前の楽しさに夢中になる。
だが関係というものは、自分一人で成り立つものではない。
笑い合う時間が本当に価値あるものになるのは、
誰かの負担や犠牲の上に成り立っていないときだ。
楽しいという感情は大切だ。
しかしそれだけで、すべてが正しいとは限らない。
人間関係のはざまで、
何が支えられ、何が失われているのか。
そのことを少しだけ考えることが、
人と人の関係をより穏やかで長く続くものにしていく。

WORKS No.561