WORKS NO. 833 悪い夢から覚める
悪夢覚め
ひとりの悩み
投げ捨てて
醜態さらし
朝日を仰ぐ
悪い夢の中では、どんな小さな悩みも巨大な怪物に見えます。
誰にも理解されないと思い込み、一人で答えを探し続けるほど、心は同じ場所を巡り、出口を見失ってしまいます。
そんな一人よがりの悩みなど、いっそ放り投げてしまおう。
格好悪くてもいい。失敗を隠さず、迷っている姿も、情けない醜態も見せればいい。完璧な人間を演じ続けるより、本当の自分をさらけ出すほうが、新しい朝へ近づけます。
私はいわゆる「」で、場の空気をうまく読めず、妙に人をイライラさせてしまうことがあります。悪気がなくても、相手を不快にさせれば、その事実から目をそらすことはできません。
だからといって、自分の存在まで否定する必要はありません。
大切なのは、「これが自分だから」と開き直ることではなく、相手の表情や言葉に耳を傾けること。傷つけたと気づけば謝り、伝え方を学び、少しずつ変わっていくことです。
醜態を見せるとは、迷惑をかけても平気になることではありません。弱さや失敗を認め、助けを求められる自分になることです。
笑われても、失敗しても、また話せばいい。悪い夢は、自分の殻を破り、現実の誰かと心を通わせた瞬間に終わります。
朝日は、完璧になった人だけを照らすのではありません。不器用なまま、それでも目を覚まそうとする人にも、等しく降り注ぐのです。
WORKS No.833

