WORKS NO. 618 消えない希望
闇の中
すべて失くした
ように見え
それでも探す
消えない光
闇とは、単に光がない状態ではない。
それは「希望が完全に見えなくなった状態」を指す。
未来が描けない。
意味を見出せない。
どこへ進めばいいのか分からない。
そのとき、人は闇の中にいる。
しかし、ここで見落としてはならないことがある。
闇は「希望が存在しない」ことの証明ではない。
それはただ、
希望が見えなくなっているだけだ。
雲に覆われた空の向こうに、太陽が消えていないように、
闇の中にも、希望そのものは確かに存在している。
そしてその希望は、
雨上がりの空に現れる虹のようなものだ。
常に見えるわけではない。
掴めるわけでもない。
だが、確かにそこに現れ、
人に「まだ終わっていない」と知らせる。
虹は、雨と光の両方があって初めて現れる。
同じように、希望もまた、
苦しみと向き合った先にしか現れない。
だからこそ、闇の中で求めるべきものは、
「すぐに見える答え」ではない。
消えない希望の兆しだ。
それは微かで、頼りなく、
ときに錯覚のように思えるかもしれない。
それでも、その小さな光を見つけ続けることが、
闇を闇のまま終わらせない唯一の方法である。
闇とは終わりではない。
希望が見えなくなっただけの状態だ。
そして希望は、
虹のように、必ずどこかで待っている
WORKS No.618

