WORKS NO. 596 交差点という選択
点る灯に
足を止めつつ
また進む
交差の先に
生き方を知る
点滅する信号の下、歩行者は足を止め、やがてまた歩き出す。
交差点には、無数の人と車が行き交い、それぞれが定められたルールの中で進んでいる。
一見すると、それはただの秩序ある流れに見える。
しかし視点を変えれば、それは「選択の連続」でもある。
進むか、止まるか。
右へ行くか、左へ行くか。
急ぐか、待つか。
その一つひとつの判断が、次に立つ場所を決めていく。
人生も同じ構造を持っている。
私たちは自由に生きているようでいて、実際には無数のルールや制約の中にいる。
社会の仕組み、時間の制限、他者との関係。
それらの枠組みの中で、それでもなお選択を重ねている。
重要なのは、交差点そのものではない。
どの道を選び、なぜその道を進むのかという意思だ。
誰もが同じ交差点に立つことはあっても、
同じ道を選ぶとは限らない。
そして振り返ったとき、
歩いてきた道の連なりこそが「自分の人生」になる。
交差点は待っている。
だが選ぶのは、いつも自分自身だ。
WORKS No.596

