WORKS NO. 562 心に広がる平穏
争いの
遠きところで
願うのは
胸に広がる
やさしい平穏
世界には、今もさまざまな争いが存在している。
遠くの出来事としてニュースで知ることもあれば、
身近な人間関係の中で小さな衝突として現れることもある。
争いの形は違っても、その根底には不安や恐れ、
理解の不足が潜んでいることが多い。
人は自分を守ろうとするとき、
知らず知らずのうちに相手を遠ざけてしまう。
その距離が広がるほど、対話は減り、
やがて対立だけが残ってしまう。
だからこそ、心の平穏は大きな意味を持つ。
それは単なる静けさではない。
互いを傷つけずに生きようとする、
小さな意志の積み重ねでもある。
世界の争いを一人で止めることはできない。
しかし、自分の心の中に穏やかさを育てることはできる。
その静かな平穏は、
やがて言葉や行動となり、
人と人の間に広がっていく。
争いの遠くにあるものは、
勝利でも支配でもない。
人が安心して生きられる、
やさしい平穏なのかもしれない。
WORKS No.562

