WORKS NO. 506 心の部屋
心には
誰にも触れぬ
部屋があり
そこで何度も
立て直してる
人は外では強がれる。
笑い、働き、言葉を整え、
何事もない顔で立っていられる。
だが心の奥には、
誰にも見せない小さな部屋がある。
そこだけは嘘が通らない。
疲れた自分も、情けない後悔も、
全部そこへ持ち帰る。
その部屋は逃げ場ではない。
再生の場所だ。
崩れた心を一つずつ拾い、
静かに組み直す作業場。
人が前へ進めるのは、
見えないところで何度も
立て直しているからだ。
強さとは壊れないことではない。
壊れたあと、戻る場所を持つことだ。
WORKS No.506

