WORKS No. 379 真実を未だ掴めない

WORKS No. 379 真実を未だ掴めない

WORKS NO. 379 真実を未だ掴めない

痕跡を
洗いざらいに
探したが
ほころぶ真実
まだ掴めずに

どれだけ探しても、真実は指の隙間から零れる。
残された痕跡は曖昧で、辿れば辿るほど影は薄れ、
確かだと思った証拠も、近づけばほころびが見える。
「これだ」と思う瞬間ほど遠のき、深追いすれば迷路になる。
人の言葉は時に優しく、時に嘘で濁り、真実は複雑に絡まり合う。
それでも手を伸ばす。逃げる光を掴みたいから。
不確かな道でも一歩ずつ進む。信じられる欠片を胸に。
答えはまだ届かない。だが探し続ける限り、物語は終わらない。

WORKS No.379