WORKS No. 350 痛みの先の力

WORKS No. 350 痛みの先の力

WORKS NO. 350  痛みの先の力

守られて
生きる日々から
抜け出して
痛みの先の
力つかみたい

守られて生きている日々は、確かにあたたかい。
誰かの優しさに包まれ、危険や不安から遠ざけられ、
その安心感に救われたこともたくさんある。
けれど、心のどこかで気づいてしまう。
──守られているだけじゃだめなんだ。
守られてばかりでは、自分の力が眠ったままになる。
安全な世界にいれば傷つかずに済むけれど、
同時に、自分で未来をつかむ感覚を失っていく。
誰かの腕の中は暖かいけれど、
そこにずっと甘えているだけでは、
人生の主役になれないまま時間だけが過ぎてしまう。
だからこそ、守られていた場所を出る勇気が必要になる。
痛い思いをするかもしれないし、
うまくいかない日も確実にある。
でも、その痛みこそが、
眠っていた力を呼び覚ます火種になる。
失敗して落ち込んだ日、
悔しすぎて泣いた夜、
心が折れそうになった朝――
そうした一つ一つが翼の形をつくり、
やがて自分で飛べる力へと変わっていく。
守ってくれた人たちを大切にしながら、
それでも自分の足で進む姿勢こそ、
人生を本当に動かし始める原動力だ。
守られているだけじゃ、未来は開かない。
痛みを越えた先でしか手に入らない自分の力がある。
だから今日も、ほんの一歩でもいいから前へ進みたい。

WORKS No.350