WORKS No. 271 平和

WORKS No. 271 平和

WORKS NO. 271 平和

祈るだけじゃ 届かないって わかっても
誰かの未来 願わずにいられない

私たちはときに、「祈るだけでは何も変わらない」と気づく瞬間に直面します。
実際、災害や紛争、差別や貧困といった現実において、祈るだけでは目の前の問題は解決しません。
それでも人は、無力感の中でも祈りを捨てきれません。
なぜなら祈りは、行動のきっかけを内に宿しているからです。
心理学的にも、「祈る」という行為は脳に安心感を与え、次の行動への準備を促すとされています。
また、祈りが他者と共有されたとき、人と人とのつながりや支援の輪を生み出す力にもなります。
たとえば、地震で被災した地域に「祈りとともに支援を」と多くの人が声を上げ、実際に動いたことで命が救われた事例もあります。
つまり、祈りは終わりではなく、始まりなのです。
届かないと知っていても、なお願わずにいられない。
それこそが、人間の優しさと希望の証なのかもしれません。

WORKS No.271