WORKS NO. 839 最大の敵は思考を失うこと
考える
力を捨てた
その時に
闇は心へ
怪物となる
恐怖に襲われたとき、人は目の前の敵だけを見てしまう。しかし、本当に恐ろしいのは、怒りや不安に支配され、自分で考えることをやめてしまうことだ。
誰かの言葉を疑わず、群衆の声に流され、異なる意見を敵と決めつける。その瞬間、心の中に怪物が生まれる。知性とは、知識の多さではない。事実を確かめ、他者の声を聞き、自分の誤りを認め、考え直す力である。
武器で倒せる敵には限りがある。しかし、思考する力は、恐怖、偏見、憎悪が生み出す怪物と戦うことができる。最後まで考えることを諦めない者だけが、闇の中でも人間であり続けられる。
WORKS No.839

