WORKS No. 834 適応できた瞬間

WORKS No. 834 適応できた瞬間

WORKS NO. 834 適応できた瞬間

馴染む風
胸の高鳴り
宝なり
過ち捨てて
挑み続ける

初めは何も分からず、周囲の速さについていくだけで精いっぱいだった。
何度も間違え、空気を読めず、自分だけが場違いな存在に思えた。それでも人の話を聞き、動きを観察し、失敗するたびに方法を変えながら、少しずつ前へ進んできた。
そして、ある瞬間が訪れる。
以前なら迷っていた場面で、自然に身体が動く。誰かの言葉の意味が分かり、自分の考えも無理なく伝えられる。周囲の流れと自分の力が重なり、「ここでやっていける」と実感する。
その瞬間の胸の高鳴りは、一生の宝になります。
適応するとは、自分の個性を環境へ明け渡すことではありません。環境から学んだ知恵を自分の力へ変え、できることや表現のバリエーションを増やすことです。
一つの方法が通じなければ、別の方法を試せばいい。正面から越えられなければ、横から道を探せばいい。新しい力とは、強さだけでなく、状況に応じて自分を変えられる柔軟さでもあります。
やっちまった失敗は捨てていけ。
ただし、失敗から得た教訓と、果たすべき責任まで捨ててはいけません。恥や後悔だけを置いていき、学んだことを次の挑戦へ持っていこう。
成功しても、そこで完成ではありません。その高鳴りを新たな力に変え、さらなる方法、さらなる表現、さらなる可能性を探し続けるのです。
我々は、守られた場所から正解を語る傍観者ではない。
転び、立ち上がり、方法を変えながら未知の世界へ進むチャレンジャーなのです。

WORKS No.834