WORKS NO. 716 隠しきれない弱さ
嘘ついて
強く見せても
ダメだった
君の前では
隠しきれない
人は時として、自分を強く見せようとする。
平気なふりをして。
傷ついていないふりをして。
何も失っていないふりをして。
それは弱さではなく、自分を守るための小さな鎧なのかもしれない。
けれど、本当に大切な人の前では、その鎧は不思議なほど役に立たない。
強がりも。
見栄も。
作り笑いも。
気づけば簡単に見透かされてしまう。
それでも、その人の前で弱さを見せられることは、決して恥ではない。
むしろ、それは信頼の証なのだと思う。
完璧な自分ではなく、不完全な自分を受け入れてほしいと願える相手。
そんな存在に出会えたこと自体が、人生の小さな奇跡なのかもしれない。
WORKS No.716

