WORKS No. 698 環境と大量消費の矛盾

WORKS No. 698 環境と大量消費の矛盾

WORKS NO. 698 環境と大量消費の矛盾

環境を
守れと叫ぶ
その裏で
大量消費は
止まりもしない

環境保護という言葉は、今や世界中で語られている。
自然を守ろう、資源を大切にしよう、未来のために変わろう――その理念自体は確かに重要だ。
しかし現実では、便利さや快適さを求める巨大な消費構造が、今なお止まることなく動き続けている。
新商品は次々と生まれ、流行は高速で入れ替わり、まだ使えるものさえ「古い」という理由で捨てられていく。
人は環境を守りたいと思いながらも、同時に欲望によって経済を回している。
この矛盾は、一人の悪意ではなく、文明そのものの仕組みに深く組み込まれている。
だからこそ必要なのは、単純な理想論だけではない。
便利さを享受する自分自身もまた、その構造の一部であることを理解し、少しずつでも選択を見直していく視点なのかもしれない。
本当に環境を守るとは、
自然だけでなく、人間の欲望との向き合い方を変えることでもある。

WORKS No.698