WORKS NO. 691 銀河の果ての証明
存在を
証明したくて
叫ぶ声
銀河の果てで
塵へ還った
人は時に、自分がここに存在したことを、世界へ刻み込みたくなる。
認められたい。覚えていてほしい。
消えたくない――そんな衝動は、誰の胸にも静かに宿っている。
だから人は叫ぶ。
言葉を残し、作品を作り、愛し、争い、夢を見る。
それは単なる自己主張ではなく、「自分は確かに生きていた」という証明行為なのかもしれない。
だが宇宙という尺度で見れば、人の一生はあまりにも小さい。
文明も感情も記憶も、やがて時の流れに溶け、星の塵のように散っていく。
それでも、人はなお叫ぶ。
限りある命だからこそ、一瞬の輝きに意味を求める。
たとえ最後に塵へ還るとしても、その瞬間に放った光だけは、確かに宇宙を震わせていたのだと思う。
WORKS No.691

