WORKS NO. 689 静かな宇宙
孤独とは
誰もいないというよりも
理解されない
静かな宇宙
胸に広がる
孤独とは、周囲に誰もいない状態だけを指すのではない。
本当に苦しい孤独は、自分の想いや痛み、優しさや葛藤が、誰にも届かないと感じる瞬間に生まれる。
人は言葉を交わせても、心の深い部分までは簡単に理解し合えない。
だからこそ、笑顔の中にも孤独は潜み、賑やかな場所の中でも、人は静かに宇宙のような広がりを抱えて生きている。
しかし、その孤独を知っている人ほど、他人の痛みにも気づける。
理解されなかった経験は、やがて誰かを理解しようとする優しさへ変わっていく。
孤独は、ただ暗いものではない。
それは、人が自分自身と向き合い、心の奥にある本当の声を知るための、静かな時間なのかもしれない。
WORKS No.689

