WORKS NO. 667 解放の声に従え
縛らるる
心の奥に
響く声
耳を澄ませば
解放へ導く
人は気づかぬうちに、さまざまなものに縛られている。
常識、立場、期待、評価、過去の選択。
それらは時に秩序となり、支えにもなるが、
同時に思考や行動の幅を狭めていく。
問題は、縛られていることそのものではない。
どの声に従っているのかを見失うことだ。
外から与えられた価値観の声は、整っているようでいて、
どこかで自分の本質を切り離してしまう。
一方で、内側からかすかに響く「解放の声」は、
必ずしも心地よいものではない。
時に不安を伴い、これまでの自分を揺さぶる。
だからこそ、多くの人はその声を聞き流す。
安全に見える檻の中に留まる方を選ぶ。
しかし、その声は消えない。
静かに、確かに、自分に問い続ける。
本当にそれでいいのか、と。
解放の声に従うということは、
すべてを壊すことではない。
自分にとって不要になった縛りを見極め、
手放す勇気を持つことだ。
その選択は、誰かの理解をすぐに得られるものではない。
むしろ違和感として映ることもある。
それでも、自分の内側から湧き上がる声に従ったとき、
初めて他人ではなく、自分自身として生き始める。
縛られることを否定する必要はない。
だが、もし縛られるなら、
その先にある「解放」へと導く声に、従え。
WORKS No.667

