WORKS NO. 666 気持ちのいい朝
晴れやかに
朝を迎えて
風ほどけ
昨日の影を
光に変える
気持ちのいい朝は、ただの時間の始まりではない。
それは、何かを越えたあとに訪れる静かな解放だ。
積み重ねてきた努力が形になったとき、
あるいは、絡まっていた感情がほどけたとき、
人はようやく自分の呼吸を取り戻す。
それは劇的な変化ではなく、
むしろ驚くほど穏やかで、自然な感覚だ。
昨日まで重くのしかかっていたものが、
同じ景色の中で、まるで別の意味を持ち始める。
光は変わっていないのに、
それを受け取る自分が変わったことで、
世界はやさしく開いていく。
朝とは、単なる時刻ではない。
それは内側で起きた変化が、外の風景と重なる瞬間だ。
何かを達成した後も、
何かを手放した後も、
人は新しい自分として一日を始める。
そのときの空気は、どこまでも澄んでいる。
WORKS No.666

