WORKS NO. 573 心の聖域
心には
誰にも触れぬ
場所がある
静かな光
守る聖域
人は誰でも、心の中に小さな「聖域」を持っている。
それは外の世界から完全に守られた場所ではないが、
自分自身を取り戻すことのできる静かな空間だ。
社会は常に動き続け、
意見や評価、期待や批判が絶えず押し寄せる。
その流れの中で、人は知らず知らずのうちに
自分の本当の声を見失ってしまうことがある。
だからこそ必要なのが、心の聖域だ。
そこでは誰かの評価ではなく、
自分自身の感覚だけが静かに響いている。
それは特別な場所とは限らない。
一人で考える時間、
安心して話せる相手、
あるいは静かに呼吸を整える瞬間。
そこに戻ることで、人は自分を守り、
また外の世界へ歩き出す力を取り戻す。
心の聖域とは、逃げる場所ではない。
むしろ、自分を見失わないために
静かに守り続ける場所なのだ。
WORKS No.573

