WORKS No. 475 昨日の自分

WORKS No. 475 昨日の自分

WORKS NO. 475 昨日の自分

比べるな
昨日の自分
それだけで
今日を越えれば
十分だろう

人はつい、他人の進み具合で自分を測る。
あの人は成功している、あの人は速い、自分だけ遅い。だが冷静に考えると、他人の人生は自分のコース表を持っていない。マラソンなのに、なぜか他人の自転車と競って落ち込んでいるようなものだ。
比較は便利だが、副作用が強い。
心理学的にも、過剰な外部比較は自己効力感を削り、行動量を下げることが知られている。つまり「比べすぎる人ほど動けなくなる」。これは笑えない構造だが、同時に少し滑稽でもある。自分で自分の足を引っ張っているのだから。
唯一まともな比較対象は、昨日の自分だけだ。
昨日より五分長く頑張った。昨日より少し早く起きた。昨日より一回多く笑った。それで十分、進歩は成立している。進歩とは派手な飛躍ではなく、地味な更新履歴の積み重ねだ。
人生はランキング戦ではない。
誰が一位でも、あなたの一日はあなたしか生きられない。ならば更新ボタンを押す相手は、自分でいい。
今日を越えたなら合格。
明日はまた、昨日の自分が相手だ。
このルールなら、誰でも毎日チャンピオンになれる。

WORKS No.475