WORKS No. 458 ときどき自分が嫌になる

WORKS No. 458 ときどき自分が嫌になる

WORKS NO. 458 ときどき自分が嫌になる

自分さえ
嫌になる夜を
抱きしめて
それでも明日へ
歩みを止めず

ときどき、自分が嫌になる。
うまく話せなかった自分。
思うように動けなかった自分。
誰かと比べて、劣っていると感じてしまう自分。
そんな感情は、決して特別なものではない。
むしろ、真面目に生きている人ほど、頻繁に抱えている。
自分を嫌うという行為の裏側には、「もっと良くありたい」という願いがある。
どうでもよければ、反省もしないし、落ち込みもしない。
自分を責めてしまうのは、まだ諦めていない証拠でもある。
問題なのは、「嫌いになること」ではない。
そのまま、自分を見捨ててしまうことだ。
人は完璧ではない。
迷うし、逃げるし、弱くもなる。
それでも、今日を生き延びているという事実だけで、十分に価値がある。
自分を好きになれない日があってもいい。
前に進めない日があってもいい。
それでも、心のどこかで「それでも生きよう」と思っている限り、人はまだ続いている。
嫌いになった自分も、投げ出さずに連れていく。
それが、大人になるということなのかもしれない。
完璧な自分でなくていい。
揺れながら、嫌になりながら、それでも生き続けている自分を、
せめて最後まで、見捨てずにいようと思う。

WORKS No.458