WORKS No. 830 兵器に囲まれた平和

WORKS No. 830 兵器に囲まれた平和

WORKS NO. 830 兵器に囲まれた平和

銃口に
守られ眠る
街の夜
平和の影で
明日が震える

街は静かで、人々は笑い、いつもと変わらない夜を過ごしている。しかし、その平和の背後には、無数の兵器が並び、互いに銃口を向けている。
攻撃されないために武器を持ち、相手が武器を増やせば、こちらもさらに強い武器を求める。そうして築かれた平和は、信頼によるものではなく、「撃てば自分も滅びる」という恐怖によって保たれている。
兵器が今ある命を守る場合はあります。しかし、武力だけに依存すれば、誤解や誤作動、一人の誤った判断によって、平穏な日常が一瞬で崩れかねません。
本当の平和とは、引き金に指をかけたまま向き合うことではありません。争いの原因を知り、対話を続け、互いの命と尊厳を守る仕組みを築くことです。
武器に囲まれて眠れることを、平和の完成と呼んではなりません。兵器を使わずに済む関係を育て、いつの日か恐怖そのものを手放すこと。それこそが、人類が目指すべき平和です。

WORKS No.830