WORKS No. 654 循環する虚構と現実

WORKS No. 654 循環する虚構と現実

WORKS NO. 654 循環する虚構と現実

巡りゆく
終わりなき時
過去も未来も
過ちと償い
虚ろな筋書き

人は同じ軌道をなぞるように、
似た選択と似た過ちを繰り返していく。
それは過去に限った話ではなく、
これから先の時間にも静かに延びている。
誤りは避けられず、
そのたびに償いという行為が生まれる。
だがその構造自体が、どこか予定されたもののようにも感じられる。
まるで誰かが描いた筋書きの上で、
役割を与えられた存在のように、
人は選び、迷い、また同じ場所へと戻っていく。
そこにあるのは真実なのか、
それとも都合よく編まれた虚構なのか。
繰り返される行為の中で、
境界は曖昧になり、
やがて「現実」そのものが揺らぎ始める。
それでも人は進む。
たとえそれが、

偽りと知りながら歩く物語であっても。

WORKS No.654