WORKS NO. 644 見えぬ先に潜む道
目を澄ませ
隠れた道を
探しゆく
転がる先に
開ける兆し
行き詰まりは、すべてが閉ざされたように見える。
視界は狭まり、選択肢は消えたように感じる。
だが、それは「見えていない」だけなのかもしれない。
世界は、思っている以上に余白を持っている。
気づかれずに転がり続けている可能性や、
まだ拾われていない選択肢が、静かに存在している。
それらは派手ではなく、
意識を向けなければ通り過ぎてしまうほど微細なものだ。
だからこそ、視線を変える。
焦りを少しだけ外し、細部へと意識を落とす。
すると、今まで何もなかったはずの場所に、
わずかな違和感や、引っかかりが浮かび上がる。
そこに、道は潜んでいる。
突破口とは、突然現れるものではなく、
すでに存在しているものに気づく瞬間のことなのだ。
WORKS No.644

