WORKS NO. 516 小さき星の記憶
小さき星
ふたりで寄り添い
過ごした日
胸に刻んで
今日も歩いてる
広い宇宙の中で見れば、
あの場所はあまりにも小さく、儚い存在だったのかもしれない。
それでも、ふたりで過ごした時間は、どんな大きな世界よりも確かなものとして心に残っている。
寄り添い、笑い、何気ない言葉を交わしながら過ぎていった日々。
特別なことがあったわけではない。
だが、その「何でもない時間」こそが、今の自分を支えている。
人は、すべてを持ち続けることはできない。
場所も、時間も、人との距離さえも、やがて形を変えていく。
それでも、心に刻まれたものだけは消えない。
あの日のぬくもりは、過去ではなく、今を生きる力へと変わっている。
思い出とは、振り返るためだけにあるのではない。
前へ進むために、静かに背中を押すものだ。
だから今日も歩いていける。
あの小さな星で交わした想いを、胸に抱いたまま。
WORKS No.516

