WORKS NO. 461 涙の訳
涙とは
守りたい人
あるゆえに
男も女も
同じ重さで
涙には、理由がある。
それは弱さだけから生まれるものではない。
男も女も、誰にでも「大切な人」がいる。
守りたい存在。
失いたくない関係。
傷ついてほしくない未来。
その思いがあるから、人は涙を流す。
平気なふりをしていても、心の奥では必死に耐えていることがある。
言葉にできない不安。
どうにもならない現実。
それでも誰かの前では、崩れないように笑ってしまう。
その強さと優しさが、ある瞬間、涙としてあふれ出るだけなのだ。
涙は、敗北の証ではない。
それは「本気で生きている」という証拠だと思う。
大切なものを持っている人ほど、涙は深くなる。
なぜなら、守ろうとする心が、それだけ大きいからだ。
泣けるということは、心がまだ生きているということ。
誰かを思えるということ。
誰かのために揺れる感情を、まだ手放していないということ。
だから、涙を恥じる必要はない。
それは弱さではなく、人が人である証なのだから。
WORKS No.461

