WORKS NO. 449 眠りましょう
眠りましょう
どうしようもなく
辛い日は
脳と心を
修復するため
どうしようもなく辛い日がある。
努力も、思考も、気合いも、すべてが役に立たないと感じる日だ。
そんなとき、人は「もっと頑張らなければ」と自分を追い込んでしまう。
だが科学的に見れば、それは逆効果であることが多い。
強いストレス下では、脳は過剰に覚醒し、感情を司る部位が暴走しやすくなる。
思考は悲観に傾き、判断力は落ち、記憶も歪みやすくなる。
つまり、起きているほど「現実を正しく捉えられない状態」になっていく。
一方、睡眠中には脳内で感情の整理が行われ、
記憶は再編され、ストレスホルモンは低下していく。
眠ることは、逃げではなく「神経系の修復作業」なのだ。
眠れば、問題が消えるわけではない。
だが、問題に向き合うための脳の状態が回復する。
それだけで、見える景色は驚くほど変わる。
どうしようもない夜こそ、無理に答えを出そうとしなくていい。
考えるのをやめて、眠っていい。
それは最も合理的で、最も人間らしい選択なのだから。
WORKS No.449

