WORKS NO. 439 苦痛をこえろ
越えねばと
震える心
抱えつつ
痛みの先に
昨日を捨てる
成長とは、快適な場所にとどまっているかぎり、ほとんど起こらない。
人が変わる瞬間は、多くの場合、「避けたい」と思う痛みの中にある。
うまくいかない経験。
否定される怖さ。
努力しても報われない時間。
自信が揺らぎ、自分の限界に直面する瞬間。
それらはすべて、苦痛として心にのしかかる。
だが、その領域こそが、人が変わり始める場所でもある。
苦痛は、人を壊すこともある。
だが、向き合い方次第で、それは人を鍛える。
逃げ続ければ、同じ壁に何度もぶつかる。
踏みとどまり、考え、耐え、工夫し、越えようとしたとき、
人は初めて、自分の中に「昨日とは違う力」が芽生えていることに気づく。
成長とは、才能の問題ではない。
苦しさの中で、どれだけ自分と向き合ったかという積み重ねだ。
楽な道を選び続ければ、心は守られるかもしれない。
だが、守られたままの心は、強くはならない。
痛みを超えるということは、
無理をすることでも、壊れるまで耐えることでもない。
自分の限界を見つめ、逃げずに向き合い、
それでも一歩だけ前へ出ることだ。
成長は、静かに、だが確実に、
「苦痛を超えようとした瞬間」に生まれている。
WORKS No.439

