WORKS NO. 415 介護編(支えるという決意)
支えると
決めた日からは
覚悟事
愛と制度で
日々を守れ
介護は、
愛情だけでは続かない。
気力だけでも、
善意だけでも、
必ず限界が来る。
だからこそ、
制度と法律がある。
家族がすべてを背負い込まず、
社会全体で支えるための
仕組みが用意されている。
介護は「家庭の問題」ではなく、
「社会で引き受けるべき現実」だ。
申請することは甘えではない。
頼ることは、
無責任でも敗北でもない。
本人にとっての介護は、
尊厳を守る闘いでもある。
できることを奪わず、
選ぶ権利を残し、
一人の人として扱われ続けること。
家族にとっての介護は、
長期戦だ。
感情が追いつかない日もあれば、
優しくなれない夜もある。
それでも、
倒れない仕組みを選ぶことが
家族の決意になる。
情報を集めること。
相談すること。
支援をつなぐこと。
それらはすべて、
介護を続けるための
立派な「行動」だ。
介護とは、
すべてを抱え込むことではない。
愛と現実を切り離さず、
制度と人の手を重ねて、
今日を無事に終えること。
守るとは、
耐え続けることではない。
続けられる形を、
選び直し続けることだ。
WORKS No.415

