WORKS NO. 394 勘違いした努力
努力とは
量ではなくて
向きである
ずれた一歩は
遠ざかる道
努力しているのに報われない。
頑張っているはずなのに、前に進まない。
その原因は、能力不足でも根性不足でもない。
多くの場合、それは
「努力の方向」を勘違いしているだけだ。
努力は、積み重ねれば必ず正解になるわけではない。
向きが違えば、
どれだけ歩いても目的地から遠ざかる。
汗を流すことと、前進することは、
必ずしも同義ではない。
間違った努力は、
自分を安心させる。
「やっている」という事実が、
思考を止めてしまうからだ。
問い直さなくなる。
修正しなくなる。
その結果、努力はいつの間にか
惰性へと変わっていく。
本当の努力とは、
自分の行動を疑う勇気を含んでいる。
やり方は合っているか。
進む方向は正しいか。
目的と手段は噛み合っているか。
その問いを持ち続けること自体が、
努力の本質だ。
遠回りを否定する必要はない。
だが、間違った方向に進み続けることは、
美徳ではない。
努力は、修正されてこそ力になる。
勘違いした努力を手放したとき、
人は初めて、本当に前へ進み始める。
WORKS No.394

