WORKS No. 359 人生は長い

WORKS No. 359 人生は長い

WORKS NO. 359  人生は長い

思い出せば
瞬きのように
過ぎる日々
それでも人生
果てしなく長い

思い返せば、人生は驚くほど短く感じる。子どもの頃の記憶も、青春の日々も、一瞬のように流れ去り、気づけば大人になっている。時間とは残酷で、振り返った瞬間に「もう戻れない」と知らされる。だから人は、人生は短いと嘆きたくなる。
しかし一方で、人生は想像以上に長い。人は歳を重ね、何度も始まりと終わりを経験し、後悔を抱えながらも新しい選択を繰り返し、何十年という時間を歩き続ける。人生は短いようでいて、実は驚くほどの余白と再挑戦の機会に満ちている。「あの頃に戻れない」事実は変わらないが、「これからどう生きるか」はいつでも変えられる。
長く続く人生には、何度でも方向転換できる自由がある。
時間の速さに焦る必要はない。振り返れば短い、だからこそ今が輝き、人生は長い、だからこそ希望を持てる。この二つの真実が両立しているから、人は今日も成長し、昨日とは違う自分を作り直せるのだ。人生の長さは、可能性の幅そのものだ。たとえ遠回りでも、何度でも選び直せる。その積み重ねこそ、生きるという行為の本質である。

WORKS No.359