WORKS NO. 307 メカも人型になって巨大化したら
鉄の肌
人のかたちで 立ち上がる
優しさまでも 模倣する日々
もし、メカが人型になって巨大化したら
それは単なる技術の進歩ではなく、「人間という存在の再構築」を意味するだろう。
かつて人は、便利さと効率を求めて機械を創った。
だがやがて、メカは「人間の姿」に近づき始め、感情を学び、意思のような反応を示すようになった。
巨大化したメカは、都市を見下ろす神のような存在となる。
だが、そこに宿るのは神ではなく、人間の欲望と夢の投影だ。
「強さ」を追求するうちに、私たちは「心の温度」を失っていないだろうか。
メカが人型になるということは、
人間が自らを機械化していくことでもある。
力を求め、弱さを否定し、合理の名のもとに感情を削ぎ落とす。
しかし、真の進化とは「優しさ」や「慈しみ」をもって力を使うことだ。
未来の文明が巨大なメカに囲まれようとも、
最後にこの地球を守るのは、人間の「心」なのかもしれない。
WORKS No.307

