WORKS NO. 799 濁り続ける仕組み
過ちを
隠す仕組みは
腐りゆき
正す力を
やがて失う
どれほど優れたシステムでも、間違いは起こります。
本当に危険なのは、失敗そのものではありません。問題を認めず、責任を押しつけ、不都合な事実を隠すことで、自らを正す力を失っていくことです。
組織の中で権力者への服従が優先され、異論を唱える人が排除されれば、誤りは修正されません。報告される数字だけが整えられ、現場の苦しみが無視されるほど、システムは表面の正常さとは反対に、内側から腐敗していきます。
自浄作用とは、問題を起こした者を切り捨てて終わることではありません。原因を明らかにし、責任を適切に問い、同じ失敗が繰り返されないよう仕組みを変えることです。
そのためには、情報の公開、独立した監視、告発する人の保護、そして指導者自身が過ちを認める姿勢が必要です。
批判を敵意として封じる組織は、一時的に秩序を保てても、やがて信頼を失います。反対に、痛みを伴っても事実と向き合える組織は、失敗から学び、強くなれます。
システムを壊すのは、間違いではありません。間違いを隠し、正そうとする声まで消してしまうことです。
自らを改められない仕組みは、守るはずだった人々を傷つけ、最後には自らの存在理由さえ失うのです
WORKS No.799

