WORKS NO. 738 気づけなかった支え
何度でも
転んでいいと
君は言い
救われていた
気づけぬままに
「何度でも転んでいい。」
その一言は、傷ついた心を無理に立たせるための言葉ではなかった。
痛みも、迷いも、失敗も、その人の歩いた証として受け入れてくれる優しさだった。
だから私は前へ進めたのに、その温もりが支えだったことに、当時は気づけなかった。
振り返れば、立ち上がる力は自分一人の強さではなく、何度倒れても信じ続けてくれた誰かの言葉から生まれていた。
人は救われている最中ほど、その奇跡に気づけないのかもしれない。
WORKS No.738

