WORKS NO. 681 荒ぶる現実の朝
砕け散る
夢の名残に
目を開けて
荒れた世界で
また息を継ぐ
優しさだけでは渡れない現実がある。
信じていたものが崩れ、静かな幻想が終わりを告げた朝、人はようやく世界の硬さを知る。
誰かに守られた景色は遠くなり、理不尽や孤独や競争が、むき出しのまま押し寄せてくる。
それでも人は、不思議なほど何度でも立ち上がる。
涙を流しながらでも、傷を抱えたままでも、胸の奥では新しい鼓動が鳴り始める。
まるで生まれ直すように。
現実は乱暴だ。
だが、その激しさの中でしか見えない光もある。
壊れた夢の破片を抱えながら、人はまた自分自身の物語を始めていく。
WORKS No.681

