WORKS NO. 680 楽しさを忘れない制作
競う日の
鋭き視線に
疲れても
好きだったもの
胸より灯せ
周囲を見れば、誰かが先を走っている。
数字、評価、流行、速度。
目を尖らせながら、置いていかれないように必死になる日もある。
制作の世界は、ときに競争の連続だ。
比較され、判断され、結果を求められる。
その中で、いつの間にか「好きだった気持ち」まで削れてしまうことがある。
けれど本当は、最初から勝つためだけに作っていたわけではなかった。
夢中になって時間を忘れた瞬間。
心が震えて、ただ作ることが嬉しかった感覚。
きっとそこに、自分だけの原点がある。
だから時には、競争から少しだけ視線を外してみる。
誰かの正解ではなく、自分が楽しかった記憶を頼りに手を動かしてみる。
不器用でもいい。
遠回りでもいい。
楽しさの火が消えない限り、作品にはちゃんと体温が残る
WORKS No.680

