WORKS NO. 659 牙狼の咆哮
牙を剥き
闇を裂きゆく
その瞳
守るべきもの
胸に燃やして
人の内側には、静かに眠る獣がいる。
理性で抑え、社会に適応し、
穏やかに生きることが求められる中で、
その存在は見えにくくなる。
だが本当に守るべきものが現れたとき、
その奥にある本能は目を覚ます。
恐れを超え、
痛みを超え、
それでも前に出ようとする力。
それは破壊のためではない。
守るためにこそ、牙は存在する。
闇の中でこそ、
光は強く際立つ。
牙狼とは、単なる強さの象徴ではない。
守る覚悟と、進み続ける意志の象徴だ。
誰の中にも、その片鱗はある。
ただ、それを解き放つ瞬間があるかどうかだけだ。
WORKS No.659

