WORKS NO. 587 進む理由
未来あれば
人は迷わず
歩み出す
その光こそ
進む理由なり
人は、確かな未来を感じたとき、驚くほど自然に前へ進むことができる。
それは意志の強さだけではなく、「見えているかどうか」に大きく左右される。
どれほど能力があっても、どれほど努力をしても、
進む先に何も見えなければ、人は立ち止まりやすい。
逆に、たとえ不確かでも「可能性」が感じられれば、
その一歩は確実に踏み出される。
未来とは、必ずしも明確な答えではない。
それは輪郭の曖昧な光であり、完全には掴めないものだ。
しかしその曖昧さこそが、人を前へと引き寄せる。
重要なのは、未来が「あるかどうか」ではなく、
それを「あると感じられるかどうか」だ。
同じ現実の中でも、希望を見出す人と見出せない人がいる。
その差は環境だけではなく、視点や解釈にも大きく依存している。
未来を信じるとは、保証を信じることではない。
不確実性を含めたまま、それでも前へ進む選択をすることだ。
そのとき、人は迷いながらも止まらなくなる。
なぜなら、その光が自分自身の中にすでに灯っているからだ。
進む理由は、遠くにあるようでいて、
実は内側から生まれている。
WORKS No.587

