WORKS No. 526 自己防衛の仕組み

WORKS No. 526 自己防衛の仕組み

WORKS NO. 526 自己防衛の仕組み

身を守る
心と体の
仕組みあり
気づき使えば
強さに変わる

人は、生き延びるために「自己防衛」という仕組みを持っている。
それは心と体、両方に備わっている。
まず体は、とても正直だ。
危険やストレスを感じると、心拍数が上がり、呼吸が浅くなり、筋肉が緊張する。
これは「戦うか、逃げるか」を瞬時に判断するための反応だ。
つまり、体は命を守るために、先に動いている。
一方で心もまた、自分を守ろうとする。
つらい記憶を忘れようとしたり、現実を少し歪めて受け止めたり、
人との距離をとることで傷つかないようにする。
これらはすべて「壊れないため」の働きだ。
しかし、この仕組みは万能ではない。
過剰に働けば、人を遠ざけたり、挑戦を避けたりしてしまう。
安全を守るはずが、成長の機会まで閉ざしてしまうのだ。
ここに教訓がある。
自己防衛は「なくすもの」ではなく、「扱い方を学ぶもの」だ。
体の反応に気づいたら、呼吸を整える。
心が閉じたと感じたら、一歩だけ外に出てみる。
防衛は悪ではない。
それは、これまで生き抜いてきた証だ。
だが、そのまま任せきりにするのではなく、
自分で選び、調整できたとき、
それは「弱さ」ではなく「使える強さ」へと変わる。

WORKS No.526