WORKS NO. 408 疑いの先で手を取る
疑いつつ
それでも信じ
手を伸ばす
この時代を
共に生き抜く
朝の支度が重なる台所。
言葉が少ない日も、湯気の向こうで同じ時間を生きている。
仕事の愚痴、返せなかったメッセージ、
すれ違った帰り道。完璧な日はほとんどない。
疑いがよぎる夜もある。
それでも、同じ部屋で眠り、
翌朝また顔を合わせることを選ぶ。
信じるとは、確信ではなく、日常を続ける決断だ。
手を伸ばすのは、強いときだけじゃない。
疲れた帰宅、沈黙の食卓、
それでも隣に座るという小さな選択が、関係をつくる。
この時代を生き抜く恋は、
特別な言葉より、繰り返される日々に宿る。
疑いの先でも手を離さず、
今日を共に終え、明日を共に始める――
それが、ふたりの約束だ。
WORKS No.408

