WORKS NO. 341 地球がある限り 2025
地球も遠い未来には消滅する。
宇宙はさらに広大で、想像を超える周期で消滅と再生を繰り返してきた。
地球上の生命もまた、絶滅と繁栄を気の遠くなる時間軸で繰り返している。
その中で人類の歴史は驚くほど短い。
それでも人類は驚異的な速度でテクノロジーを発達させ、
地球を何度も滅ぼせるほどの核兵器を手にした。
テクノロジーは人を助けもすれば犠牲も生む。
だが責任は道具ではなく、それを使う人間にある。
気候変動の脅威が迫る今、人類はテクノロジーで立ち向かうしかない。
そしてついにを生み出した。
人類は破滅と再生を繰り返すのか。
それとも正しい選択へ進めるのか。
未来は、倫理とシステムを整え、
テクノロジーを制御できるかどうかにかかっている。
人は生活だけでなく、欲望や過剰な利益のためにも犠牲を生み続けてきた。
自由の裏にはタブーがあり、世界はエゴで満ちている。
自然もまた、美しさと同時に弱肉強食の世界。
人類はその自然との共存さえ難しくしている。
悪事を働く者たちも知恵をつけ、社会の進歩に適応する。
それでも――
地球がある限り、人は絶望や犠牲を乗り越え、強く生きてほしい。
そして今も過去も、苦しみ抜き、抗うすべもなく散っていった
すべての犠牲者たちへ。どうか安らかに。
地球がある限り……
参考文献:手塚治虫『火の鳥』
WORKS No.341

