WORKS No. 289 強者も産まれたとき泣く

WORKS No. 289 強者も産まれたとき泣く

WORKS NO. 289 強者も産まれたとき泣く

強者さえ
泣いてこの世に
生まれくる
涙こそまず
命の証

「泣く」という行為は、弱さの象徴のように語られることが多い。しかし、理論的に考えれば、泣くことは生存のために不可欠な行為である。人は生まれた瞬間に泣くことで肺を広げ、初めて空気を吸い込み、自らの生命を確立する。つまり「泣く」という行為は、弱さではなく、生命の開始を告げる力強い宣言なのだ。
意外なことに、強者と呼ばれる存在でさえも、生まれた瞬間には泣いている。強さは無涙から始まるのではなく、涙を伴って始まる。だからこそ、涙は人間の限界や弱さを超えて、強さの根拠そのものといえるだろう。
最後に、生まれたとき泣かなかった強者は、漫画の世界でただ一人――範馬勇次郎だけである。

WORKS No.289